世界遺産・熊野古道と高野山
東京から世界遺産・熊野古道、高野山へひとっとび!
和歌山県内の高野山・熊野古道が、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産登録されています。
紀伊山地には、起源や内容を異にする「熊野三山」、「高野山」、「吉野・大峯」の三つの霊場とそこに至る「参詣道」が生まれ、都をはじめ各地から多くの 人々の訪れる所となり、日本の宗教・文化の発展と交流に大きな影響を及ぼし、今日においても周辺の景観とともに良好な形で維持されていることが貴重な文化遺産として評価されました。
世界遺産に登録された熊野古道は、道標やウォークマップも整備され、手軽なコースから数泊しての踏破など、多くの人々が歩いています。
南紀白浜空港から熊野古道・熊野三山へ
熊野古道(中辺路)・熊野本宮へ
「快速 熊野古道号」が、紀伊田辺駅経由で中辺路・本宮・新宮へ向かいます。
→明光バスホームページ
那智勝浦・熊野古道(大門坂)・新宮へ
「南紀白浜空港リムジンバス」が、串本経由で那智勝浦・新宮へ直行します。
熊野三山間
熊野古道・熊野三山のみどころ
発心門王子から熊野本宮大社へのコース
熊野の神域の入口とされる「発心門王子(ほっしんもんおうじ)」から熊野本宮大社へのコースはアクセスも良くガイドツアーもあり、熊野古道No.1の人気コースです。
熊野本宮大社
檜皮葺の荘厳な熊野本宮大社。周辺には「和歌山県世界遺産センター」もあり、熊野本宮温泉郷と合わせて訪ねたい。
密教の聖地「高野山」
高野山は、約1200年前に弘法大師が開いた日本を代表する真言密教の聖地。
山内は「奥之院」と「壇上伽藍」を二大聖地とし、今も人々の信仰を集めています。奥之院には墓石群のほか慰霊碑や供養塔なども数多くあり、民族や宗教の違いに関わらず全てを受け入れる寛容さは、高野山が1200年継承してきた精神であり、その魅力となっています。
高野山内にある寺院のうち、52寺院が宿坊として一般の参拝者も宿泊できます。
南紀白浜空港から高野山へ
高野山へは、龍神温泉を経て「高野龍神スカイライン」利用で約110km。レンタカー利用 またはタクシーの利用をおすすめします。(冬季通行制限あり)
高野山の見どころ
壇上伽藍[だんじょうがらん]
高野山の二大聖地のひとつ。弘法大師が真言密教の根本道場を開くにあたり最初に整備に着手した場所です。境内には根本大塔、金堂など19の建造物が建ち並びます。
金剛峯寺[こんごうぶじ]
高野山真言宗の総本山。高野山全体の宗務が行われており、住職には高野山真言宗管長が就任するしきたりになっています。国内最大級の石庭「蟠龍庭[ばんりゅうてい]」や狩野派の襖絵など見どころが多数あります。
奥之院参道[おくのいんさんどう]
参道には、樹齢約700年の杉木立がそびえ、皇族、諸大名をはじめ、文人や庶民にいたるまで、あらゆる階層の人々の墓石や祈念碑、慰霊碑が約20万基を超え、建ち並んでいます。
大門[だいもん]
高野山の総門であり、結界のシンボル。左右には金剛力士像が安置されています。大門付近は眺望もよく、四国や淡路の山々が見えることも。